経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」とは?
地域のNPO・企業などが、その有するノウハウ・アイディアを有効に活用しながら、地元の産業界、教育委員会、学校、自治体、PTAなどと密接に連携して、初等中等教育段階における早期の職業観、就業観、ビジネス能力・スキルの醸成を図るための「地球に根ざしたキャリア教育」の推進と定着を目指したプロジェクトです。 この事業は、地域において継続的かつ自立的にキャリア教育が実施される環境整備を行うとともに、成功事例を作り出し、多様な主体が関与するキャリア教育の取り組みが、全国へ波及することをねらいとしています。
実施校約300校、生徒約3万5千人を対象にした29のモデルのひとつ
キャリア教育プログラムは、文部科学省が行っている「キャリアスタートウィーク(職場体験)」だけでなく、本事業のように「職業ガイドブックを作る」「広告企画体験をする」というものや、事業所といっしょに商品開発やパッケージを企画するもの、CMやアニメーションを作るものなど、プログラムは多様です。民間コーディネーターが持つネットワークやノウハウを、うまく活用して、生徒の職業観を醸成するプログラムを学校に取り入れることで、より立体的な気付きの多い“キャリア教育”になるのではないでしょうか。
産学官民一体となり、はじめて現実する“キャリア教育”
全国の地域には、学校や生徒のキャリア教育事業を陰で支えたいという熱い思いをもつマンパワーがあります。NPO法人 男女・子育て環境改善研究所もその一員。私たちは、民間コーディネーターとして、学校や教育委員会、保護者、経済界、大学などのパイプ役となり、「地域に根ざしたキャリア教育」に関する活動推進を働きかけています。