キャリア教育

今、社会の変革はますますスピードアップしています。

少子高齢化という社会情勢の変化に加え、情報革命、技術革命、グローバル化など、産業社会・ビジネス界を取り巻く環境は、さらにダイナミックに変化し、その変化を先取りし柔軟に対応できる企業・産業のみが存続・発展できる、という淘汰の時代。まさに「人財力」がその成否をわけるのではないでしょうか。
そんな時代において、教育界ではその変革に対応できているのでしょうか。
最低限の社会常識、マナー、コミュニケーションスキル、そして基礎学力。社会に出るまでに身につけてほしい能力もますます高度化している時代において、残念ながら後手に回っている感は否めません。変化にいち早く対応している産業界こそが、教育界と一体となり人材育成に取り組むことは、企業の社会的責任(CSR)としても求められているのではないでしょうか。
男女・子育て環境改善研究所が考える“キャリア教育”は、産業界と教育界が一体となった、次代の日本を支える人財育成を目指しています。

小・中・高校でなぜキャリア教育が必要なのでしょう?

世の中の仕組み、産業の成り立ちが見えない、親が昼間どこでどんな仕事をしているのかもわからない現代において、子どもたちが将来をイメージしたり、夢を描いたりすることはとても難しい時代となっています。
また、便利な世の中、ものや情報のあふれる時代の中で育った子ども達は、ゼロから工夫したり、自分で考え問題を解決していくという体験が少なくなってきています。現代社会における「読み・書き・そろばん」とは・・・ 計算なら電卓やコンピューターのほうが圧倒的に速い時代において、求められているのは与えられた問題をただ解くのではなく自ら「計算式」を作れる人材です。
教育の現場にこそ、社会の変化を先取りした“カイゼン”が求められているのです。ナレッジマネジメント、顧客満足、そしてQCなど企業社会のノウハウを教育現場に活用することで、より社会のニーズにマッチした人材の育成につながるのではないでしょうか。

経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」とは?

地域のNPO・企業等が、その有するノウハウ・アイディアを有効に活用しながら、地元の産業界、教育委員会、学校、自治体、PTAなどと密接に連携して、初等中等教育段階における早期の職業観、就業観、ビジネス能力・スキルの醸成を図るための「地域に根ざしたキャリア教育」の推進と定着を目指したプロジェクトです。この事業は、地域において継続的かつ自立的にキャリア教育が実施される環境整備を行うとともに、成功事例を作り出し、多様な主体が関与するキャリア教育の取り組みが全国へ波及することをねらいとしています。
【実践内容】●教材・プログラム開発 ●地域モデル校でのキャリア教育実践授業

私たちNPOが考える「未来の人財づくり」とは?

学校現場に出向いて感じることがたくさんあります。小さい頃から、音と動画での情報、テレビゲームやビデオなどの充実したコンテンツに囲まれて育ってきた生徒達は、自ら見る、聞く、という積極的な情報収集であったり、そこから得た情報を自分の手で編集し発信する、という表現体験が不足しています。また、班活動などグループにおいての役割分担や工程管理、メンバー間のコミュニケーションなどの体験もまだまだ充分とはいえません。一方で、保護者の教育力、地域の教育力は著しく低下しています。先生方は多忙を極め、なかなか新しいことに取り組める環境にありません。この「職業ガイドブックづくり」プログラムの狙いは、未来を担う人材の育成です。教科の教育を横断し、これからの社会に求められる力の育成を目指しています。

■知りたい!を形にする「中学生・高校生の視点から企画・取材・編集する職業ガイドブックづくり事業」とは?

【目的】
●中学生・高校生自らが、「本(職業ガイドブック)づくり」や『取材』という、コミュニケーション体験を通して、社会や「人」を学ぶと同時に、職業を体験・探索することにより、職業観の醸成を図ること
●本づくりという、ゼロからひとつのものを生み出しかたちにしていく過程で、チャレンジ力、判断力、行動力、表現力などのビジネス能力・スキルの醸成を図ること
●ビジネスを通じた進路や将来の設計の第一歩として、自らの将来を描くことにつなげること
●地域企業や産業界、教育界などキャリア教育事業バックアップ体制を構築すること
【具体的には】
●聞く力を育てる ●チームでゼロからひとつのものを創り上げる
●コミュニケーションスキルを育てる ●表現力を育てる
●社会の仕組みや、産業の役割などを考える ●普段の生活からは見えない仕事を知る
●働く価値観、意義、やりがいなど働く人の気持ちに触れる ●今の生活と将来をつなげる

あなたの事業所、あなたの仕事を中学生・高校生記者が未来へ向けてレポートします!

生徒が作る「職業ガイドブック」とは?

班ごとに、いろんな企業を訪問し、そこで働く職業の人を取材し、学年で一冊の「職業ガイドブック」としてまとめるものです。

企業や事務所はどのように参画するのか?

●生徒の取材活動に協力する ●貴社の紹介記事原稿を確認する 
●会社案内パンフレット、採用パンフレットなどの提供
●調べ学習で発生した課題に答える(多くはありません) など
取材の受け入れがメインとなります。
職場見学や業界資料の提供、学校へ出向いての授業へ出向いての授業実施など、様々な形が考えられます。事業所様ごとの事情に応じて、様々な形をご提案いたします。

企業や事業所が学校で行う「キャリア教育」に参画するメリットとは?

●取材を受ける従業員が、自らの仕事を振り返るいいチャンスとなる!!
●取材を受けることを通じ、地域社会とのコミュニケーションのチャンスになる!!
●取材をきっかけに、会社の内外をよくするチャンスとなる!!
●学校や生徒、保護者、ガイドブック読者に企業理念を伝え、企業イメージを高めることが可能
●将来の求職者確保につながる!!
●会社のファンづくりができる!!

この「キャリア教育カリキュラム」により・・・・・

◆社会貢献・社会的責任を果たせ、企業価値がアップする!
◆社員のコミュニケーションアップと、働き方を変えるきっかけ作りができる!
◆地域での信頼が高まり、貴社の若者のファン作りができる!

「キャリア教育」は社員のコミュニケーション力アップに使える!

社会経験のない中学生・高校生に向けて事業や仕事の説明をすることを通し、コミュニケーション力がアップします。また、自分自身の仕事について再確認し、新たな気持ちでやりがいを感じ取り組むことにつながります。